ファイブリバーのお金のはなし

ITバブル、リーマンショックを乗り越えた投資家のブログ。

長期政権のつけがここで表れた。

 安部首相の辞任が決定し長期政権のさらなる弊害を避けることができた。本来、自民党の党則で2期6年のはずだが、自分でルールを変え3期目を務めた。長期になることが経験則でよくないととして2期6年の任期を決定していたはずだ。もし、2期6年で辞任をしていたら、こんな急変の事態は避けられただろうし、#森友問題 #加計問題などのなく、国会がこんな問題に時間を割くこともなく、もっと需要な日本の問題を議論できたはずだ。

 消費税改定も最初の決定に従って、実施していれば景気後退期にさらに追い打ちをかけるような最悪なタイミングにならなくて済んだ。先送り、先送りをしたことで、コロナ問題にもぶつかり、未曽有のGDP悪化となった。

 

 コロナ問題が発生し、時代が変わろうとしている時期に一気の変化していくことが必要だ。派閥政治や、老害と思える人物が権力を握り日本の方向性を決めるながれを今こそ変えてもらいたい。そういう意味では、派閥の人数が少ない石破氏や、無派閥の菅氏が総裁に就任することは変化が期待できる。

 

 安部首相の評価は、「可もなく、不可もなく」だ。経済を大きく改善させたとの評価もあるが、トランプ大統領と同じで世界の経済の流れに乗ったまでだ。トランプ政権が景気を回復させたわけでなく、前オバマ大統領からのその兆しがあった。クリントンが大統領になっても景気は回復に向かっただろう。滅茶苦茶な政策や、保護主義にならざるを得ない政策を実施しているトランプ大統領の政治運営が正しいものとは考えられない。