ファイブリバーのお金のはなし

ITバブル、リーマンショックを乗り越えた投資家のブログ。

山口県阿武町の事件

 4630万円の誤入金された給付金の多くが戻ってくるようになってよかった。短期間に、大金を費消してしまうことは無理と推測されたので、ある程度は予測できたこと。まして、オンラインカジノで負けて、有り金に近い全財産を使うことは考えられない。

 もともと容疑者は、所得が高い世帯ではなかったので、お金を浪費的に使うとは思われなかった。多分、これだけのお金があったらどこかに隠して、あとで使おうと考えたのであろう。それが「罪はつぐなう」などとのコメントされたと思う。オンラインカジノに使ってしまったとしていた時は民法の残存利益のことを知って、ああした行動をとって、賢い容疑者と思ったが、筆者が良いように理解しようとしすぎた。単純に、懲役を受け、出所したら、使おうと思った程度であろう。(実際は、捜査されてお金は回収されてしまうのに・・・。警察を嘗め過ぎだ)。

 

 しかし、代償は大きい。この後のまともな就職、結婚などは難しいし、家族にもその害は及ぶ。社会で、正しいと思われることは、そのように実行しなければいけない。普通の人であれば、間違えて振り込まれたと言えば躊躇なく返還するだろう。

 日本の法律は、悪意(悪いという意味で、法律用語の悪意とは違う)の人間が、徳をするようにはできていない。「法の支配」を尊重して日々の生活を送ろう。