ファイブリバーのお金のはなし

ITバブル、リーマンショックを乗り越えた投資家のブログ。

バラマキ始まる

  政府によるお金のバラマキが始まった。ポピュリズムだけで、政策が熟考されていない。

 日本は資本主義・民主主義の国ではなかったのか?。野党は、財源など将来を考えないことばかりを言っている。困っている企業、人などに支援が必要だが、何も基準がなく、ただ、お金のバラマキだ。資本主義の国であれば、まず自身で改善が必要だ。

 企業は、利益を確保して生き残れる。資金が不足してくれば金融機関の融資や、直接金融で対応する必要がある。金融機関や投資家などは、企業の経営を監視してきているのでノウハウがある。緊急事態を乗り切れば、安定した経営ができるいうことであれば、金融機関・投資家は融資・投資を躊躇なく実行する。融資を受けられない企業はプロに将来性を評価されてない、市場に必要がないと見られていると思ってよい。

 今回の持続化給付金でも社会保険労務士が申請を断る事業者が多くでていると言う。帳簿さえつけてないから、申請を代行すると詐欺や不正に関与したものと見られ、処罰(これに政府は対応したが)されるためだ。帳簿さえ、つけてない事業者が業績不振だがら「金を」と言った先に税金を使わないで欲しい。まともな経営ができてない先を支援する必要はない。本当に経営力がある事業者、市場が必要としている事業者だったら支援先は十分ある。また、経営を真剣に考えている会社であれば個人資産やクラウドファンディングなどを活用し、生き残りを図るハズだ。

 非効率の会社は淘汰されるべきだ。多く建設会社・不動産会社がバブル崩壊後に倒産し、需要と供給が見合って業界が安定化した。今回もこうした流れだ。非効率な事業体は市場から淘汰されるべきだ。市場にジャブジャブを資金が供給されゾンビ企業が生き残っている。市場が効率化されるためには、こうした企業の淘汰は仕方がない。

 政府が支出する資金は、基本的に税金だ。つけは後の世代に回ってくる。1,000兆円を超える借金があるのにどうやって返済していくのか?。財政バランス均衡もどんどん先延べされて、改善する兆しはない(長期政権の弊害)。いつか財政は破綻しハイパーインフレーションに見舞われ、国民の生活水準は地に落ちてしまう。頼むからポピュリズムな政治を辞めてくれ。