日銀のETF購入が増加。
日銀のETF購入が増加している。3月は、28日までで8,309億円に上り月間ベースで最大になっている。
経済がリーマンショックなどの危機的な状況なら、購入を拡大してもおかしくないが、そこまで経済が落ち込んでないなかでのこの購入金額は異常だ。物価上昇率を2%にするとして、異次元の金融政策をとったが、5年目を迎えこの政策は失敗だ。
市場経済が、現在の運営では成功と言われるなかで、この政策は市場から価格調整機能を奪っており、経済の非効率が拡大する。ゾンビ企業が生き残り、経済の再配分などの機能も低下している。
原因の一つは、安倍政権の長期化かな?。自民党総裁の任期を2期かから3期に伸ばし、さらにこの状態をつづけようとしている。経済だけでなく政治にも影響がでている面も否定できない。森友・加計問題の発生や、財務省文書改ざん問題も起因しているのではないか?。政権が長期化すると、改革が起きにくくなり、また、腐敗も多発しやすくなる。アメリカのように大統領は2期と決められ、変わるように、日本も規律も守るべきでははいか?。