ファイブリバーのお金のはなし

ITバブル、リーマンショックを乗り越えた投資家のブログ。

末期的症状。

 国の借金が1,000兆円を超えているが、これを減らそうとする政策を実施しない。プライマリーバランス(PB)を2020年に均衡させる計画だったものを先延ばしにする。2020年のPB均衡計画を2027年まで先延ばしにしようとしている。こんなことをしていたら、いつまでたっても財政の健全化なんて無理だ。自分たちの世代がよければ、いいのだろうか?。後世代に大きなリスクを残してる。

 自民党総裁の任期は2期6年だったものを3期にして長期政権を可能としていて、長期政権の弊害がでている。長期政権には必ず反動があって、改革が遅れ、旧態依然としたものが残りやすい。自分たちが、改革を進めているつもりでも本当に新鮮な考え方を導入するのは難しい。失業率は下がり、株価は上昇を続け景気は安定していると言っているこの時期に改善をしないで「いつするの」。長期政権の影響で、日銀も現状維持体制が続き、低金利政策の出口を示さず、本当にこれからの先行きが心配。物価上昇率2%を達成できなかったら、誰かさんは辞任するのではなかった?

 景気には山谷があるのが普通で、これを無理に捻じ曲げている現政権の罪は深い。評価は、後にしかできないが、恐慌クラスのショックをもたらすかもしれない。人口減少のなかで成長率を上げていくのは至難の業だ。首相として、歴史に名前を残したのであろうが、「日本経済をダメにした首相」になるかもね、借金を増やし、日本を三流国にした男なんて.......。